不動産売却の前にリフォームをしたほうが良い？必要性を検証しよう！

不動産は、売却前にリフォームをしたほうが良いように思うかもしれません。
しかし不動産売却前のリフォームにはデメリットもあるので、必要性をしっかりと検証することが大切です。
そこで今回は、不動産売却前にリフォームをおこなうべきかについてご説明します。
京都府長岡京市や向日市全域、大山崎町、西京区大原野、樫原、川島などで不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

不動産売却前にリフォームは必要？①メリットとデメリット

不動産売却の前にリフォームをしたほうが良いのか迷ったときは、メリットとデメリットを比較すると判断しやすくなります。
リフォームによって生じるメリットとデメリットを、それぞれご説明します。

不動産売却前にリフォームをすると得られるメリット

リフォームを実施すると、おもに以下のようなメリットがあります。

• 物件の見た目が良くなり、買主が見つかる可能性が高まる
• すぐに入居できる物件を探している方の検討対象になる
• リフォームをしない場合よりも高く売れる可能性がある

リフォームによって得られる大きなメリットは、物件の印象が良くなることです。
物件の印象が良くなると、早期売却につながる可能性が高まるでしょう。
また、すぐに入居できる物件やリフォームの手間がかからない物件の需要が高い場合は、リフォームをしてから売り出したほうが早く売れると考えられます。
さらに、リフォームをしていない物件よりも、高く売れる可能性があります。
ただし、リフォームをした不動産の価格設定に関しては、次にご説明するデメリットに注意が必要です。

不動産売却前にリフォームをすると生じるデメリット

不動産売却前のリフォームにはメリットがある一方で、以下のようなデメリットが生じることがあります。

• リフォームにかかった費用を回収しにくい
• 購入検討者の好みに合わないと売却につながらない

リフォームにかかった費用を回収しにくい理由は、リフォーム費用を上乗せすると、価格が相場よりも高くなりやすいからです。
相場よりも価格が高い不動産は、なかなか売れません。
だからといってリフォーム費用を上乗せしないと、売主が損をしてしまいます。
さらに、「費用を回収できなくても良いから早く売りたい」と思ってリフォームをしても、購入検討者の好みに合わないと、逆に売れにくくなってしまう可能性があります。
このように、手間や費用をかけてリフォームをしても、出費が増えたり売れにくくなったりするかもしれません。
そのため、不動産売却前のリフォームは、基本的にはしないほうが良いと考えられます。

不動産売却前にリフォームは必要？➁必要なケースと費用の目安

不動産売却前のリフォームはデメリットがメリットを上回るケースが多いため、基本的にはしないほうが良いといえます。
ただ、なかにはリフォームが必要なケースもあります。

不動産売却前にリフォームが必要だと考えられるケース

リフォームをしないと売却に影響が出そうな場合は、リフォームをしてから売り出したほうが良いと考えられます。
たとえばシロアリ被害や雨漏りなど、物件の印象に悪影響を与えている破損や不具合があると、買主が見つからない可能性があるでしょう。
近年は、購入後に自分好みにリフォームをする方が増えているため、物件の状態よりも価格の安さが重視される傾向にあります。
しかし破損や不具合が放置されていた印象のある物件は、買主が不安を感じるので売れにくいと考えられます。
さらに、放っておくと買主を探している間に被害が拡大するかもしれません。
このようなケースは、早めにリフォームをしたほうが良いでしょう。

不動産売却前のリフォームにかける費用の目安

先述したように、リフォーム費用を売却価格に上乗せすると、価格が相場を超えてしまい売れにくくなる可能性があります。
早く売却するためには、売主がリフォーム費用を負担しなくてはなりません。
ですから、できるだけ負担を抑えつつ効果を得られるように、リフォームにかける費用は100万円以内に抑えましょう。
部分的なリフォームなら、100万円以内の予算でも可能です。
フルリフォームにかかる費用の相場は400万円ほどだといわれており、売主の負担が大きくなってしまうので、売却前のリフォームとしてはおすすめではありません。
不動産売却前のリフォームは、なるべく費用をかけずに効果を得ることを考えて、必要な部分だけ実施しましょう。

不動産売却前にリフォームは必要？➂リフォームしないで売るコツ

不動産売却の際は以下のコツを押さえておくと、リフォームをしなくても売却につながる可能性が高まります。

• 気になる部分を簡易的に補修する
• ハウスクリーニングを実施する
• ホームインスペクションを実施する

これらの方法はリフォームよりも費用対効果が高いことが多いので、覚えておくと良いでしょう。

リフォームをしないで売却するコツ1：簡易補修

先述したように、中古物件を探している方は物件の状態よりも価格を重視する傾向にあるので、小さな傷などは売却にそれほど影響しないかもしれません。
しかし同じような価格帯の物件と比べられた場合は、印象の良いほうが選ばれる可能性が高いと考えられます。
そのため、壁紙の一部がはがれているなど、リフォームをするほどではなくても気になる部分がある場合は、簡易的に補修をしておきましょう。

リフォームをしないで売却するコツ2：ハウスクリーニング

物件に気になる汚れがある場合は、ハウスクリーニングがおすすめです。
とくに、水回りのカビや水あかなどは、ご自身で掃除をしても落としきれないかもしれません。
水回りは購入検討者が注目するポイントの1つなので、きれいにしておくと好印象を与えることができ、売却につながる可能性が高まるでしょう。

リフォームをしないで売却するコツ3：ホームインスペクション

ホームインスペクションとは、専門家による住宅診断のことです。
不動産売却の際にホームインスペクションをおこなうと、以下のようなメリットを得ることができます。

• 買主の安心につながり、早期売却が期待できる
• 契約不適合責任を問われる心配が減る

ホームインスペクションの結果があると、物件の状態が正確にわかります。
そのため、「隠れた不具合があるのではないか」という買主の不安がなくなり、購入を決断してもらいやすくなるでしょう。
また、ホームインスペクションには契約不適合責任に問われる心配が減るというメリットもあります。
契約不適合責任とは、売却した不動産の品質などが契約書に記載されている内容と異なる場合に、売主が負う責任のことです。
たとえば、不動産売却後に契約書に記載されていない雨漏りなどが見つかると、売主が知らなかった場合でも修繕や代金減額などを求められてしまいます。
その点、ホームインスペクションをおこなうと不具合などを正確に把握でき、買主にもれなく伝えることができるため、売主も安心して不動産を売却できるでしょう。

まとめ

不動産を売却する前のリフォームは、基本的にはしないほうが良いでしょう。
ただし部分的なリフォームをしたほうが良いケースもあるので、判断に迷ったときは不動産会社へご相談ください。
私たち「プレンティグローバルリンクス株式会社」は、京都府長岡京市全域、京都府向日市全域、大山崎町、京都府西京区大原野、樫原、川島などのエリアで不動産売却をサポートしております。
不動産査定のご依頼はもちろん、売却に関するご相談も随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。